この2択には、タルタルソースもレモンも塩も入っていません。「何もかけない」もありません。食事編の「フライにかけるなら?」は、ソースかしょうゆか、その2つだけを差し出してくる質問です。
結果は、28,285件の回答のうち「ソース」が86%、「しょうゆ」が14%でした。食事編100問を票の偏りが大きい順に並べると2位、集計対象1,000問で見ても43位に入る、はっきりした偏りです。


「フライ」の中身も「ソース」の中身も、決まっていません
質問は「フライ」とだけ書いていて、アジフライなのか、エビフライなのか、とんかつのようなカツ類まで含めるのかは指定していません。選択肢の「ソース」も、ウスターソースなのか、とろみのあるソースなのかは分かりません。答えた人が真っ先に思い浮かべたフライやソースは、人によって違っていたかもしれません。
定食屋のテーブルを思い浮かべてみます。ソース差しとしょうゆ差しが並んでいて、そこにアジフライ定食が届く。ソースの人はソース差しに、しょうゆの人はしょうゆ差しに手を伸ばす、それだけの場面です。もしこれがエビフライならタルタルが添えてあるかもしれませんし、串カツなら店のソースが最初から決まっているかもしれません。この2択は、そういう場面ごとの違いを1つの質問にまとめて聞いています。
選択肢にないものを使う人がどう答えたかも、この集計からは分かりません。いつもタルタルの人、レモンだけの人、何もかけない人は、ソースとしょうゆのうち近いほうを選んだか、気分で押したか、どちらもありえます。86%は「ソースとしょうゆのどちらかなら」という条件つきの数字です。



並べたほかの3問は、ここまで偏っていません
食事編には、何をかけるか・何で食べるかを聞く2択がほかにもあります。「目玉焼きにかけるなら?」は「しょうゆ」が56%、「ソース・塩・その他」が44%。「天ぷらは?」は「塩でさっぱり」が60%、「つゆにどっぷり」が40%。「焼き鳥は?」は「タレ」が55%、「塩」が45%でした。どれも、多いほうと少ないほうの差がフライの問題よりずっと小さく出ています。
おもしろいのは目玉焼きの2択です。こちらはしょうゆが片方の選択肢を丸ごと持っていて、ソースは塩やその他とひとまとめにされています。それでも「しょうゆ」は56%で、フライの問題でしょうゆが取った14%とは大きく違います。ただし、2つの質問は食べ物も選択肢の組み方も違ううえ、同じ人がフライにはソース、目玉焼きにはしょうゆと答えたのかどうかは、この集計では追えません。言えるのは、別々の2択の比率として、しょうゆの取り分がこれだけ違って出た、というところまでです。
フライ・目玉焼き・天ぷら・焼き鳥。食事編で「何で食べるか」を聞く4問
フライにかけるなら?
ソース 86%しょうゆ 14%
目玉焼きにかけるなら?
しょうゆ 56%ソース・塩・その他 44%
天ぷらは?
塩でさっぱり 60%つゆにどっぷり 40%
焼き鳥は?
タレ 55%塩 45%
焼き鳥や天ぷらの2択で差が小さかったのは、どちらの選択肢も店で普通に選べる食べ方だから、という見方もできます。フライのしょうゆが少数派になった理由は、この集計だけでは説明できません。家庭でよく使われる調味料の違いかもしれませんし、「フライ」という言葉から思い浮かべる料理の違いかもしれません。
リカイドで答える「ソース」と「しょうゆ」
リカイドの集計に入っているのは、クイズを作った人が自分で選んだ答えだけです。そのクイズは友達が挑戦して、作った人の答えを当てにきます。フライの調味料でも、友達に「しょうゆ派なの?」と話のタネにされることはありうるので、見られる前提の答えだという条件はこの質問にもついています。
いっぽうで、14%のしょうゆも小さな数字ではありません。件数にすると3,968件で、多数派と違うほうが押された回答がそれだけ集まっています。

この一問で分かったのは、ソースとしょうゆの2択にすると、ソースが86%を取るということ、そして並べた目玉焼き・天ぷら・焼き鳥の2択と比べて、偏りが大きく出たことです。分からなかったのは、答えた人がどのフライを思い浮かべていたのか、そして選択肢にないタルタルや塩の人がどちらを押したのか、です。