48,719件と9,500件。恋愛編の「恋人が落ち込んでたら?」は、58,219件の回答のうち「話を聞いてそばにいる」が84%、「そっとしておく」が16%でした。恋愛編100問を票の偏りが大きい順に並べると9位、集計対象1,000問でも67位に入る、はっきりした偏りです。


選択肢には、2つの行動が束ねられています
「話を聞いてそばにいる」は、よく見ると「話を聞く」と「そばにいる」の2つをひとまとめにした選択肢です。何も聞かずに隣に座っているだけ、という関わり方はこの言葉にぴったりとは収まりません。「そっとしておく」のほうも、完全に連絡を控えるのか、少し離れて様子を見るのかまでは決めていません。2択で聞く以上、そのあいだのふるまいは、どちらか近いほうに寄せて答えるしかありません。
もうひとつ、この84%は実際にどうふるまったかの記録ではありません。「落ち込んでいたらこうする」という心づもりの回答で、いまの恋人を思い浮かべた人も、恋人がいない状態で想像した人も、同じ1件として数えられています。
自分が落ち込んだ側になると、比率が変わります
恋愛編には、向きを反対にした質問もあります。「自分が落ち込んだら?」は56,476件の回答があって、「恋人に甘えたい」が65%、「ひとりで立て直したい」が35%でした。
並べてみると、ひとりの時間を選ぶ側の答えは、自分が落ち込む向きの2択のほうが大きく出ています。ただし、設問ごとに答えている人が一致するとは限らないので、同じ人が「恋人にはそばにいる、自分はひとりがいい」と答えたとは言えません。測っているものも少し違います。こちらの対になる選択肢は「話を聞いてほしい」ではなく「恋人に甘えたい」で、甘え方には話すこと以外もたくさん含まれます。別々の2択で測った比率としては差がある、というところまでが言えることです。



落ち込んだ恋人・落ち込んだ自分・「大丈夫?」・弱音。別々の4つの2択
恋人が落ち込んでたら?
話を聞いてそばにいる 84%そっとしておく 16%
自分が落ち込んだら?
恋人に甘えたい 65%ひとりで立て直したい 35%
「大丈夫?」と聞かれたら?
大丈夫と言っちゃう 86%正直に話す 14%
弱音は?
吐ける 38%強がっちゃう 62%
聞かれた側は「大丈夫」と返しがちです
場面をひとつ置いてみます。夜、恋人からの返信がいつもより短い。「どうしたの?」と送ると、少しして「大丈夫」とだけ返ってくる。そばにいるつもりで準備していた側は、ここで次の一手を考えることになります。
性格・価値観編には「大丈夫?」と聞かれたら?という2択があって、35,575件のうち86%が「大丈夫と言っちゃう」を選んでいます。ダーク・本音編の「弱音は?」も、「強がっちゃう」が62%、「吐ける」が38%でした。どちらも恋人に限った質問ではなく、編が違えば答えている人の顔ぶれも違います。恋愛編の2問と同じ人の話としてつなげることはできません。
それでも、話を聞こうとする側の答えと、聞かれてもすぐには打ち明けない側の答えが、別々の2択でどちらも多数派になっている、という並びは見えます。「話を聞いてそばにいる」と決めていても、実際の場面では相手の返事によって、その先の関わり方を変える必要が出てきそうです。
友達や恋人に見られる前提の答えでもあります
リカイドの2択は、作った本人が答えたあと、友達や恋人に当ててもらう形で遊ばれます。落ち込んだ恋人を「そっとしておく」は、理由があって選んでいても、文字だけ読むと冷たく受け取られかねない選択肢です。見られる前提の回答では、感じのよい側に寄っている可能性を頭に置いておいたほうがよさそうです。どちら向きにどれくらい動いているかは、この集計からは分かりません。
一方で、16%の「そっとしておく」を冷たい答えとまとめるのも雑です。自分が落ち込んだときにひとりになりたいから相手にもそうする人もいれば、話を聞くのが得意ではないと自覚している人、相手の性格を知ったうえで選んでいる人もいるはずです。この2択はそのどれなのかまでは聞いていません。


この一問で分かったのは、落ち込んだ恋人への心づもりとしては「話を聞いてそばにいる」に84%が集まること、そして自分が落ち込む向きの2択では、ひとりで立て直したい側の比率が大きく出ることです。分からないのは、同じ人がその両方にどう答えたのか、そして実際に恋人が落ち込んだ夜、どれくらいの人が話を聞けたのかです。