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⭐ 推し活

現場のあと「余韻に浸りたい」は92%。推し活編で最も票が偏った一問

2026.08.31|回答データ: 2,565人(8/31時点)

現場のあとは?

余韻に浸りたい92%
すぐ日常に戻る8%

リカイドでクイズを作った2,565人の回答から集計

推し活編でいちばん票が偏った質問は、お金の話でもグッズの話でもありませんでした。

「現場のあとは?」に2,565人が答えて、「余韻に浸りたい」が92%、「すぐ日常に戻る」が8%。推し活編の問題を偏りの大きい順に並べると、この一問が1位です。予算を決めているかどうか(11%対89%)も、推し本人になれるかどうか(9%対91%)も、僅差で下に来ました。

9割超え。ほぼ全員じゃん
しかも、金も交換条件も出てこない質問でこれだ

上位の質問が、そろって同じ方向を向いています

推し活編の偏り上位を並べると、時間の扱いに関する質問がやたらと目につきます。

「推しの画像は?」で「保存しまくる」が81%(約2,800人)。「過去の供給は?」で「全部さかのぼる」が80%(約2,000人)。「推し活、この先は?」で「一生もの」が82%(約2,700人)。過去にさかのぼり、現在を保存し、この先も続くと答える。 そこへ今回の「終わったあとも終わらせない」が加わります。

推し活を語るときは金額や供給量の話になりがちですが、リカイドの数字を見るかぎり、いちばん揃っているのは推しに関わる時間を切らないようにしているという一点でした。現場そのものは数時間で終わります。終わらないのは、その前後に自分でつないだ時間のほうです。

帰りの電車、無理なんだよね。何も手につかない
手につかないのに、セトリだけは全部思い出せるやつだろ
それはできる

余韻の正体は、たぶん整理の途中です

会場を出た直後の数十分に何が起きているかは、思い出そうとすると意外と説明しづらいものです。曲順を頭の中で並べ直し、どこで何が起きたかを確かめ、まだ言葉になっていない部分に言葉をつけていく。その日をひとつの記憶として仕舞える形にする作業が、まだ終わっていない状態と言えそうです。

心理学には、片づいていない事柄のほうが記憶に残りやすいという有名な話があります(ツァイガルニク効果と呼ばれます)。ただしこれは後年の追試で再現しにくいとの指摘もあり、そのまま当てはめるのは乱暴でしょう。それでも、終わったのに終わった感じがしない時間という感覚に名前がついているのは確かです。

現場のあとに感想を書いたり、写真を並べ直したり、同じ現場にいた人の投稿を延々と読んだりするのは、その整理を外側で手伝う行為として説明がつきます。撮影OKの現場で「撮りまくる」が82%(約2,400人)というのも、あとで整理する材料を確保している、と読めば筋は通ります。

「すぐ日常に戻る」8%は、冷めているわけではなさそうです

1割弱しかいない側を、熱量の低い人たちとまとめるのは、たぶん正確ではありません。

翌朝の予定が動かせない人。遠征帰りで、移動そのものが強制的に現実へ引き戻してくる人。年に何十本も入っていて、1本ごとに区切りをつけないと生活が持たない人。感情の処理がもともと速くて、会場を出た時点でもう次の話をしている人。そして、余韻に浸ってしまうと落ち込みが深いと知っていて、あえて短く切り上げる技術を身につけた人もいるはずです。

こちら側は「戻れる」なのか「戻らざるを得ない」なのか、2択の文面からは区別がつきません。数字の少なさだけで温度を測ると、たぶん読み違えます。

推し活編は、母数の性質がだいぶ違います

最後にデータの取れ方を疑っておきます。

推し活編はリカイド本編の30問には出てきません。専用ページを選んだ人だけが答えるので、母数は2,000〜2,900人ほど。生活編の2万人台、恋愛編の5万人台とは桁が違います。そもそも推し活編を開く時点で、推しがいる人にかなり寄った集団です。

そのうえリカイドは、自分の答えを先に置いて友達に当ててもらうサイトです。「すぐ日常に戻る」を選ぶのは、見られる欄で自分の熱量を低めに申告するのに近い。ここでも余韻側へ押す力が働くので、92%は上限に近い数字と見ておくのが安全でしょう。それでも1位であること自体は動きません。

📎 ラボメモ:推し活編の偏り2位以下は「なれるなら?」「つらい時の推しは?」「推し活の予算は?」「大事なグッズは?」。1位から4位までのうち3問が、時間か気持ちの続き方についての質問です。

帰りの電車で誰が無言になるかは、一緒に行った人にはたいてい知られています。知られているからこそ、当ててもらうと少し照れる一問です。

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