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推し活の予算を決めている人は11%。使った総額も82%が見ていない

2026.08.29|回答データ: 2,757人(8/29時点)

推し活の予算は?

決めてる11%
そのとき次第89%

リカイドでクイズを作った2,757人の回答から集計

カートに入れたまま日付が変わって、それでも閉じられないページがあります。値段はもう三回くらい見ました。三回見て、金額は一円も変わっていません。変わっているのは、買っていい理由の数のほうです。

リカイドの推し活編にある2択「推し活の予算は?」に2,757人が答えて、「決めてる」が11%、「そのとき次第」が89%。推し活編の100問を偏りの大きい順に並べると4番目に入ります。上限を先に決めている人は、10人に1人ちょっとという結果でした。

9割が無計画ってこと? 大丈夫なのそれ
無計画と、上限を決めてないのは、たぶん別の話だ
どう違うの

入口だけでなく、出口の数字も見ていません

同じ推し活編に「推しに使った総額は?」という質問があります。「把握してる」が18%で、「怖くて見ない」が82%(約2,400人)。

予算を決めている人が11%、総額を知っている人が18%。入る前の数字も、出たあとの数字も、置かないことになっているわけです。家計簿に置き換えると、予算も締めもない状態に見えます。

ただし、ここから「際限なく使う人が9割」と読むのは早いようです。

一件ずつのブレーキは、ちゃんと踏まれています

「高額グッズは?」を見ると、「貯めてでも買う」が49%、「潔く諦める」が51%(約2,100人)。ほぼ半々で、値段が上がれば半分は手を引いています。

「迷ったグッズは?」も「買う」が56%に対して「一晩考える」が44%(約2,600人)。「グッズは?」で「保存用も買う」を選んだのは38%で、多数派は「ひとつでいい」でした(約2,300人)。判断が消えているのではなく、判断する場所が違うだけのようです。月あたりいくらまで、と先に線を引く代わりに、目の前の一件ごとに買うか諦めるかを決めている。

この方式には理屈があります。推し活の支出は、毎月同じ額で発生してくれません。三か月なにもない時期があって、突然ツアーと受注生産グッズが重なります。月予算を先に決めると、その月に間に合わなかったものは二度と手に入らない。買い逃しが取り返せない世界では、上限を固定しないほうが合理的という判断は、じゅうぶんありえます。

受注期間、だいたい給料日の前に終わるんだよね
それは推しのせいじゃなくて暦のせいだ

予算を決めている11%のほうが、実は見えにくい

少数派を「我慢できる人」でまとめると、たぶん何も見えません。

使える額が最初から決まっている人。過去に使いすぎて、痛い思いから線を引いた人。夏の遠征に合わせて逆算で積み立てている人——この場合の予算は、制限ではなく計画です。「推しジャンルは?」で「かけもち派」が63%を占めることを思えば(約2,400人)、複数の推しに配分する必要から予算が生まれている人もいるはずです。

決めている人が節約家とは限らず、決めていない人が浪費家とも限らない。同じ金額を使っていても、先に決めたか後で数えたかの違いしかないケースは、かなりありそうです。

「決めてない」と言いやすい空気のほうを疑う

最後に、この数字の取れ方を疑っておきます。

推し活編の問題は、リカイド本編の30問には出てきません。専用ページを開いた人だけが答えているので、母数は約2,800人。しかもその層は「推し活、この先は?」に82%が「一生もの」と答え、「推しは人生の?」に67%が「中心」と答えた人たちです(それぞれ約2,500人・約2,400人)。もともと深いほうに寄っています。

そのうえで、選択肢の重さが対等ではありません。「そのとき次第」は勢いのある側の言葉で、選んでも痛みがない。いっぽう「決めてる」は、堅実に見える代わりに、熱量を測られかねない側にあります。リカイドの答えは友達に当ててもらう前提で置かれるものですから、見られる欄で予算表を出す動機は、あまり大きくない

つまりこの89%は、実際に無計画な人の割合というより、「決めてないと言うほうが自然な場所」で出た数字と見ておくのが安全です。心の中で上限を決めている人は、たぶんもう少しいます。

📎 ラボメモ:推し活編で最も票が寄ったのは「現場のあとは?」で、余韻に浸りたいが91.5%(約2,400人)。予算は決めなくても、帰り道の使い方はほぼ全員そろっていました。

いくら使ったかは、聞かれても答えたくない種類の質問です。だからこそ、当てにいくぶんには面白い一問だと思います。

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