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🍜 食事

最後の晩餐は82%が「なじみの家庭の味」。高級フルコースは18%だけ

2026.09.02|回答データ: 30,379人(9/2時点)

最後の晩餐に選ぶなら?

なじみの家庭の味82%
高級フルコース18%

リカイドでクイズを作った30,379人の回答から集計

「最後の晩餐」という言葉は、かなり大げさです。人生で最後の一食、と言われれば、ふつうは少し身構えます。ところがリカイドの食べ物編にあるこの2択の結果は、驚くほど淡々としていました。30,379人が答えて、「なじみの家庭の味」が82%、「高級フルコース」が18%です。

一生に一度の大勝負なのに、家のごはん?
大勝負だと思ってないからだろ

食べ物編の中では、少し異質な一問です

食べ物編100問を偏りの大きい順に並べると、この質問は8位に来ます。上位に並ぶのは「たまごかけごはんは全部混ぜる」87%、「ピザの耳は最後まで食べる」86%、「フライにかけるのはソース」86%、「餃子 vs シュウマイ」84%。ほとんどが食べ方や具体的な好みの話で、いくつかはこのラボでも扱ってきました。そこへ、価値観だけを聞いている質問がひとつ混ざっている形になります。

しかもこの2択は、現実に選ぶ機会のない設定です。実体験の蓄積がないぶん、答えは好みというより自己像に寄ります。それでも82%が同じ側に集まりました。

ふだんから「知っている味」が選ばれています

食べ物編の他の数字を並べると、この結果は決して浮いていません。「食レポするなら?」は「『うまい!』の一言」が79%(約28,900人)。「ハンバーガーは?」は「シンプルがうまい」が78%(約25,800人)。「夏に食べたいのは?」は「そうめん」が75%で、カレーを上回ります。説明の要る食事より、説明の要らない食事が支持されている。 どこを切っても同じ形でした。

高級フルコースは、この基準からするとかなり不利な選択肢です。品数があり、順番があり、次に何が出てくるかが分からない。おいしいかどうか以前に、受け止める側にそれなりの体力を要求します。最後の一食という条件がついた瞬間、その手間のぶんが引かれてしまうのだと思います。

しかも最後なら、感想を言う相手ももういない
急に重いこと言うのやめて

我慢して家庭の味を選んだ、わけでもなさそうです

節約や遠慮でこうなったのかというと、それも違うようです。同じ食べ物編の「深夜のラーメンは?」では、「罪の味でも食べる」が76%(約31,900人)でした。食べたいものを目の前にして我慢しない人が多数派の集団で、それでも最後はフルコースに向かわない。贅沢を避けたのではなく、贅沢の置き場所がそこではなかったと読むほうが自然です。

18%の側にも、ひとまとめにできない事情があります。どうせ最後なら一度も口にしたことのないものを、という好奇心。家のごはんに良い記憶がなく、「家庭の味」という言葉が温かく響かない人。単純に、最後まで食い意地を通したい人。どれも見栄では説明がつきません。

最後まで新しいものを食べたいの、ちょっとかっこいい

答えが、そのまま身の上話になります

この質問がクイズとして友達に出されるとき、正解かどうかは「あの人らしいか」で判定されます。そして「なじみの家庭の味」を選んだ人には、たいてい具体的な一皿があります。誰が作ったどの料理か。それを口に出した瞬間、話題は食べ物を離れて、その人の家の話になります。82%という数字の中身は、全部ちがう献立です。

📎 ラボメモ:同じ食べ物編の「一生どちらかしか食べられないなら?」も、ごはん82%対パン18%でほぼ同じ比率でした。偶然ですが、選ばれたのがどちらも「毎日食べてきたほう」なのは、少し出来すぎています。

最後の一食に何を選ぶかは、面と向かって聞くには重すぎる話です。2択にして出してしまえば、案外あっさり答えが返ってきます。

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