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🍜 食事

カレーは78%が中辛まで。なのに激辛料理には4割が挑戦したいらしい

2026.08.23|回答データ: 30,144人(8/23時点)

カレーの辛さは?

甘口〜中辛78%
辛口以上22%

リカイドでクイズを作った30,144人の回答から集計

日常の辛さと、イベントの辛さは別物らしい。ふたつの質問を並べると、そう言いたくなる数字が出てきました。

「カレーの辛さは?」に30,144人が答えて、「甘口〜中辛」が78%、「辛口以上」が22%。食事ジャンルの100問のなかでは、12番目に票が片側へ寄った質問です。ところが同じ食事ジャンルの「激辛料理は?」を見ると、「挑戦したい」が43%、「避けたい」が57%(約2万7千人)。カレーで辛口以上を選ぶのは5人に1人なのに、激辛料理には4割超が手を挙げています。

同じ人たちが答えてるんだよね? 言ってること違わない?
違わない。カレーは毎週の話で、激辛は年に一回の話だ

「甘口〜中辛」という選択肢のずるさ

まず、この2択の作りを疑っておきます。左は「甘口〜中辛」と幅で書かれているのに対して、右は「辛口以上」。甘口・中辛・辛口・激辛と段階を並べたとき、下から二つぶんが片側にまとめられている形です。選択肢の幅がそろっていない質問は、幅の広いほうへ票が寄ります。78%という数字には、そのぶんの下駄が乗っていると考えたほうが正確でしょう。

とはいえ、下駄を差し引いても傾向は変わりません。市販ルーの棚でいちばん面積を取っているのも、給食や社員食堂で出てくるのも、たいていは中辛どまりです。カレーは大きな鍋でまとめて作り、家族全員が同じ皿を食べる料理でもあります。辛さの上限は、その食卓でいちばん辛さに弱い人が決める。辛口党が家庭にひとりいても、鍋の辛さはそこには合わせてもらえません。

うちも子どもがいるからずっと甘口だったって親が言ってた
大人になってから辛口デビューする人間が一定数いるのはそのせいだな

辛さは味ではなく、痛みに近い

辛味は甘味や塩味と違い、舌の味覚としてではなく、熱さや痛みを感じ取るしくみのほうで受け止められている、という説明が一般的です。だから辛いものが平気かどうかは、好みというより慣れの問題に近くなります。慣れは回数で作られるので、日常的に辛いものが食卓に並ぶ環境かどうかが、そのまま強さに反映されやすい。

そう考えると、22%は生まれつき辛党だった人たちの集まりではなく、いまたまたま辛い側に立っている人たちと読むほうが自然です。数年後には別の顔ぶれに入れ替わっている可能性があります。

📎 ラボメモ:食事ジャンルには「熱いものは?」という質問もあり、こちらは「猫舌」が76%。辛さにも熱さにも、リカイドの回答者は強くない側へ寄っています。

挑戦したい43%と、日常の22%のあいだ

激辛のほうの選択肢には「挑戦したい」と書いてあります。挑戦という言葉が入った時点で、それは一回性のイベントです。テレビ番組の企画、旅行先の屋台、友達と行く激辛ラーメン店。痛いとわかっていて、それでも笑い話になるから手を出す。危険でないと知ったうえで刺激をあえて楽しむ行動は、辛さに限らずジェットコースターやホラー映画にも共通しています。

つまり43%が言っているのは「辛いものが好き」ではなく「一度くらいやってみたい」。いっぽうカレーの22%は、辛い状態を日常として引き受けている人たちです。同じ辛さでも、頻度がまるで違う。二つの数字が食い違って見えたのは、質問が測っているものが最初から別だったから、と整理できます。

じゃああたしは激辛チャレンジ派の甘口カレー派だ
それは一番おいしいところだけ持っていくやつだぞ
賢いって言って

辛口以上を選んだ人たちの話

少数派側にも、たぶんいくつかの層が混ざっています。家では中辛の鍋から自分の皿だけ取り分けて、あとから粉やソースで足している人。外食のときだけ辛さの数字を上げて、家では大人しくしている人。育った食卓がもともと辛かった人。そして、辛さが強くなるほど汗をかいて食べ終えたあとの感じが好きだ、という人。

ちなみに食事ジャンルの「夏に食べたいのは?」では、そうめん75%に対してカレーは25%でした。夏はカレーという言い回しは何十年も使われてきましたが、実際に選ばれるのはもっと涼しいほうです。カレーは強い料理ですが、辛さでも季節でも、思われているほど攻めてはいないのかもしれません。

家のカレーが何辛かは、その家の事情がいちばん出るところです。聞いてみると、たいてい話が長くなります。

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