


リカイドの600問の中でも、ここまで一方に倒れた問題は数えるほどしかありません。「公園に行ったら?」で、ブランコが95%。価値観や本音を問う重い2択のほうがよっぽど票が割れているのに、遊具の話であっさり決着がついてしまいました。
人気の差というより、続けられる時間の差です
すべり台が選ばれにくい理由は、たぶん嫌われているからではありません。遊具としての回転率の問題です。
すべり台は、滑り終わると階段へ戻る必要があります。楽しい時間は数秒で、そのあとは移動です。対してブランコは、座ってしまえばそのまま漕ぎ続けられます。喋りながらでも、ぼーっとしながらでも成立する。公園に長くいたい人ほどブランコに落ち着く、というのは構造から説明できてしまいます。
もうひとつ大きいのが体の大きさです。リカイドで遊んでいるのは主に中高生から大人で、すべり台は本来もっと小さい体を想定して作られた遊具です。乗れるかどうかの段階でハードルがある側と、大人が座っても普通に使える側では、そもそも条件が違います。


5%側を当てられたら、それは本物です
この問題、クイズとしては簡単すぎる部類に入ります。相手のことを何も知らなくても「ブランコ」と答えれば95%の確率で当たるからです。
ただ、逆の見方もできます。友達の答えが5%側だと知っていて、迷わず「すべり台」を選べる人。それは多数派に賭けるのをやめて、目の前の一人を見て答えた証拠になります。全問正解を狙うより、こういう1問を当てるほうが気分がいい、という人はけっこういるはずです。
ちなみに、すべり台を選んだ5%には5%なりの理由があるはずです。上から見える景色とか、滑り出す瞬間だけ自分で何もしなくていいところとか。聞いてみると、たいてい理由のほうが面白い。

